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1990/5/28 Tokyo University of Foreign Studies
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2010年6月10日木曜日

どっかーん

湊かなえ? さんの「告白」三時間くらいで読みました★
文章がうまいなあ、というのが感想です。
そして本を読むとブログに書きたくなってくる。

いろんな人の視点から一つの事件の流れを書いているんだけどね、立場も考え方もそれぞれ違っていて、でまたそれぞれ真理のような気がしてくるの。でもそのあとに出てくるまた別の人の立場から書かれた文章で否定されて、「あれ、この人こういう感じだったっけ」って、また色眼鏡で見てしまう。あたしはいい読者ですよ…作者の思うがままに心が流れている感じ。
この話を映画化した監督さんは、何回もこの本を読みなおして、書いてあることだけが真実じゃないっておっしゃる、あたしより何段も高いところから読んでる。こういう読者になりたいもんです。何回も読まないとそうはならないよね。土曜日に図書館行こうかな…

いい読者になりたい。「血液の歴史」の序盤、17世紀の西洋の科学者たちが医学の進歩と称して動物や人間に対して行ってきた行為の数々を読んでいて電車で気持ち悪くなってマジ吐きそうになった今日この頃でした。お腹も痛くなって何かの病気じゃねぇかと思った。ニューカレドニア行きの飛行機で深夜に腹いたになったあれと同じ感覚。
いちばん精神的にぐぁってなったフレーズは「(動物の)頸動脈を露出して血液をもう一匹の頸動脈に輸血し…」

露出ってなに!? 露出って露出ってこういう場面で出てきていい単語じゃねぇだろ露出って
露出って夕方のニュースでスーツぴしっと決めたキャスターが「今日の午後、恥部を露出した不審者が下校途中の小学生の集団を襲撃し」とかなんとかで、でしょ!! いやたとえも悪いけど!!

映画「告白」には年齢制限が。まぁなるほどなぁと思う反面、いやでもローティーンズにも見てもらいたいなぁとも思う。中学生ってホント「お多感な」時期ですからねぇ!
黙って部活でもしてろよ中学生! 浮かれてんじゃねぇぞ中学生! 本よめ! 勉強しろ! 走れ!