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1990/5/28 Tokyo University of Foreign Studies
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2011年11月14日月曜日

八岐大蛇


.................糖化   酵母..............................................................................
澱粉―――→糖―――→アルコール―――→酢酸発酵
...............................................(醸造酒) ↳蒸留酒 ......................           

と、いうようなことを今日ゼミで習った。
なんの授業かって文化人類学ですよ。まごうことなき文系ですよ。まったくもう関西の文化人類学は隙あらば理系で攻めようとするんだから…。

全然知らなかったので興味深かったですお酒の話。
醸造酒→蒸留酒っていうことで、

ワイン→ブランデー
イモ→ウォッカ
麦・トウモロコシ→ウイスキー

なんだそうな。へえぇ。。。

あたくしは高校化学で残念な成績しか取ったことがないのでよく分からない世界です。物質の化学変化ということなんですね。へええ。。。

それよりも話の始めの方にあった、儀式的用途の酒や、昔の発酵のさせかた(唾液)なんかの話の方が楽しかった。八岐大蛇ってそういう思いのタイトルですよ。古事記に書いてあった。酒をかみかみ作ったって。へえぇ。

「分からないものをむりに勉強したってだめだよね…」とうちひしがれる帰途、とりいだしましたるは井上ひさし「偽原始人」。親によって(これは虐待と呼んでもよいと思う)「東大(とうしん)」と名付けられた主人公小学5年生は親や家庭教師の陰謀(=東大合格)に反逆せんと同士二名と結託して…! みたいな話です。教育ママってやぁね! 大学に受かる勉強だけが生きていく上で必要かっていうとそうじゃないんだよねっていう、今実によい場面なのです。

向き不向きを理解せずに強引に学校教育だけを押し付ける親と言うのは、中世ヨーロッパの親にも劣るのだそうですよ!

ところで今日はキャベツ鍋でした。米を炊くの忘れたのでじつにヘルシーな晩飯でした。これで昼のクォーターパウンダーをチャラにしてやる。

ぬぬぬん


東小金井(農工大工学部)→北府中(農工大農学部)→新宿(世界堂)→町田(家)という、なんともJRに金を落とす一日となってしまいました。

農工大の文化祭楽しかった。いかにも文化祭! ッて感じのにぎわいで。

ただいかんせん文化祭のために学校がある訳ではないので(あたりまえだ)、通路が狭いかなーと思ってしまいました。そりゃ文化祭のために設計された外語大だからしょうがないのだけれども。いかに円形広場が文化祭にフィットしているかわかりました。あんだけの広場があればそりゃお客さんも集まるわ。

今日はよその大学に行くしお祭りだし☆ということでプリーツスカートとヒールの高い靴を履いて(慣れないものですから)たいへんに足が疲れました。皮が剥けるのではないかと。剥けなかったけれども。下りの小田急線で座席ゲットできてよかった。

米作家トマス・ピンチョン「競売ナンバー49の叫び」、話の筋がまったく分からないままに読み進めて既に160ページを迎えています。この作家の魅力は本筋を意識させないまま脱線していく文章構成の妙にあると割り切って読まないといけないようです。型にはまった作品なんて面白くもないですからね。まったく火サス的展開になるのかと思っていたら、「競売ナンバー~」がいったいどのようなジャンルを目指しているのかも分からなくなりました。

「昔の恋人」「遺産」「遺言」「ラッパのマーク」なんて、まったくもってサスペンス的な匂いしかしないのに。主人公はハッテン場みたいなところにまで流されるまま足を踏み入れて、しかも序盤でハンサム顧問弁護士といちゃいちゃしてどういうつもりなんだ。アメリカの理性とはなんだ。おまえDJの旦那がいるだろ。

話変わりまして文学とは、何度も何度も読み返して初めて意味が分かるものなのではないかと、ある漫画家さんのエッセイを読んで気付いたようです。その人そんなこと言ってないですけど。まぁ本なんて一回こっきりで飽きちゃったら無駄な買い物ですよね。小さい頃はお金ないし書店遠いしであまり本は買わず、持っている本をひたすら何度も読み返していました。人生において万事その調子なのかもしれない。同じものに飽きないのです。

そんなわけで一回目、訳の分からなった「銀の匙」をもう一度読める日が来るよう。たぶん外語祭あたり暇だから読むだろうな。

今日は世界堂で印刷用ポストカードを買ってきたので、いよいよスキャナとPCとの戦いをしなければなりません。が、もう遅いし眠いし今日はこの辺で。

珍しく長いでしょう。さっき仮眠から起きたばかりなのです。でも寝る。化粧落としてくる。