貴志祐介著「黒い家」、昨日深夜5時までかかって読み終わりました。
…うん。昨日は昼寝してたし。トータルで結構寝たし。へいき。
ただこれからは読書と勉強と図工(笑)の折り合いをつけるべきであると自己完結いたしました。あとは実行に移すのみ。
エジルの塔が一つの目標値だったからな…。昼に美術部に持って行って新入生たちに引かれてくるよ(笑)
閑話休題。
ホラーの登竜門(?)角川書店・フジテレビによる「日本ホラー小説大賞」に選ばれた本作。
推理小説は苦手でも(アリバイとかうざい)ホラーなら不条理も乗り越えられるファンタジーなので割と読めるあたし。読むには何の抵抗もないね。深夜に。
主人公は男性、京都の大手保険会社の支社で、保険金支払いを精査する仕事をしている。被保険者の死亡診断書を検分して、免責事項に引っかからない場合には保険金を払う。
でもある日、主人公はとある契約者の家に名指しで呼びつけられ、訪れたのが「黒い家」。
事件はそこから始まる、のだ!
品のない読者であるあたしは、この辺でホラー大賞選評者のコメントを読んだ(笑)
ホラー書かん人が他人の作品あげつらってどないすんねん、という声は今は置いとく。んなこと言ったら「卵産めないくせにオムレツの批評すんなや」と同じや。
てなわけで、この小説のキーワードは「サイコパス」であると知ったあたし。著者の後年の名作(と思ってるけど)「悪の教典」はたまた「青の炎」なんかに出てくる、今やあたしにとってはおなじみのフレーズです。興味あったらウィキってね。実例にジャンプしたらだめだよ。寝れなくなるからね。
いったい誰がサイコパスなんだろう? 本当にサイコパスなんているの?
そんな疑問を持ち、主人公と一緒にこの不可解な事件の謎を追っていくのは好奇心が疼くようでもあるし、知ることの恐怖も確実に迫っている気がした。確実にこの中にサイコパスがいる。相手は自分を加害者とみなしたら容赦なく殺してくるだろうに、それが誰なのか…?
サイコパスが誰なのか分かったあとが、本当の恐怖、本当の地獄。
恋人を助けにサイコパスの家に侵入するシーンは、目から入ってくる文章がすぐさま映像化して、廊下を走る音まできこえそうだった。実際「逃げてぇぇぇえぇ!」って叫んじゃった。
漢字の裏の意味、という試みは「新世界より」に受け継がれ、さらにパワーアップしていると思う。
貴志さんもっと作品書いてくれればいいのに…。寡作の作家なんて異名かわいそうや…。
肝が据わった方なら深夜読めばいいよ。あたし随分前から鍛えられてるからな。
「屍鬼」に。
昼休みにちかぽんとゆいこといっちーと金田一少年について語った。ちかぽんと話が合って嬉しかった//////雪夜叉伝説とか六角村とか旧校舎のアレとか、金田一の話はひとつひとつが重くて複雑で心に残るよね! 実写なら堂本剛の上海魚人伝説を推します! あれはイイ!!
速水怜香とか地獄の傀儡師とか懐かし~(笑) またアニメやってくんないかなっ。 実写でもいい!