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1990/5/28 Tokyo University of Foreign Studies
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2009年7月15日水曜日

mement mori

メアリー・ローチ著~。NHK出版ん~。
レポート・テスト地獄なのに全く関係のない本ばかり読み進めてしまう…いま「燃えよ剣」を再び読もうかどうしようかの瀬戸際です。誰か止めて。すぐに五稜郭まで飛んでっちゃうから止めて。

タイトル通りの話…か? 死後の人体の行方をジャーナリストが調べてかいたやつ。医学生の解剖に使われたり、交通事故における人体への衝撃を調べるのに使われたり(ダミーはあまり参考にならないらしい)腐敗の研究材料にされたり、堆肥にならないか実験に使われたり。
無意味な死体などこの世にはないらしい。

上記の内容だけでも「おえっ」ってくるひといるかもしれないけど、あたしは別に。中世~近世の医学のほうがよっぽど怖い。それもこの本に載ってるけど。「頭全体の移植は可能か?」「薬用として人体は効果があるのか?」好奇心はあっても技術と思考のたりない当時のお医者さんによって、実験動物たちに限らず、人もまたえらいこっちゃな目にあったんだって。
平成っ子でよかった。


あと気になったのは、検体や臓器提供に関する一般人の思考の薄さ? 「解剖」に使います、って断ると反対されるんだけど、「研究」に使います、とかって言われちゃうと深く考えずにああ、うんいいんじゃない、ってことになるらしいよ。そもそも遺族の決定より本人の遺志のほうが大事なんじゃないかなあとか思ったり。研究に使われるってことは、少し考えればバラされることだって気づけよ、と。

「脳死」が人の死、っていう定義になったんだっけ最近? 日本は今まで移植に関してどんな規制しいてたんだっけ? 小児移植の禁止? 心臓移植の禁止? 覚えてないけど

焼かれるだけが死んだあとにされることじゃないっていうのが、わかった。

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